ゼロから始めるClaude Code - #6 次の一歩

MCP・サブエージェント・hooksの入り口を紹介し、シリーズ全体を振り返ります。ここから先の中級者向け応用機能への道標となる最終回です。

May 16, 20269 min read

シリーズもいよいよ最終回です。

ここまでで、Claude Codeを「触ったことがない」状態から、「アプリを作って、業務を自動化できる」ところまで一緒に進んできました。これだけでも、日常の仕事は十分楽になっているはずです。

最終回の今回は、ここから先に広がる応用機能を、興味を持てる入り口だけ紹介します。MCP・サブエージェント・hooks——名前は聞いたことがあるけど何だか難しそう、という機能たちです。

全部を一度に使いこなす必要はありません。興味の出たものから掘り下げるくらいの気持ちで読んでください。


ここまでで何ができるようになったか

まずは、シリーズ全体を振り返っておきます。

  • #1: Claude Codeとは何か、なぜ今触るべきかを整理した
  • #2: ターミナル・Node.jsからインストールして、最初の対話まで進めた
  • #3: プロンプトの基本・@メンション・Plan mode・スラッシュコマンドをハンズオンで体験した
  • #4: ブラウザで動くToDoアプリを、対話だけで完成させた
  • #5: 定型プロンプトをカスタムスラッシュコマンドに昇格させて、業務の自動化を体験した

ここまでの内容だけで、「コードを書いたことがない」状態は完全に卒業です。あとは、自分の業務に合わせて応用していくだけです。


次の一歩①:MCP(外部ツールとつなげる)

MCP(Model Context Protocol)は、Claude Codeに外部の道具を渡す仕組みです。

これまで紹介してきたClaude Codeは、基本的に「自分のPCの中のファイル」を扱う前提でした。MCPを使うと、その範囲が一気に広がります。

たとえば、こんなことができるようになります。

  • Slack: 「先週のチャンネルから議論をまとめて」
  • Google Drive: 「あのフォルダの議事録mdを読み込んで」
  • データベース: 「先月の売上を集計して」
  • GitHub: 「リポジトリのIssue一覧を整理して」

公式や有志がたくさんのMCPサーバーを公開しています。設定もそれほど複雑ではなく、コマンド1つで導入できるものが多いです。

「外部のサービスとAIをつなげたい」と思ったら、まずMCPを調べてみてください。自分の業務環境に合わせて、Claude Codeを「自分専用に拡張できる」——これがMCPの面白さです。


次の一歩②:サブエージェント(仕事を分業させる)

サブエージェントは、Claude Codeの中で「自分専用のAI部下」を雇うような機能です。

メインのClaude Codeとは別に、特定の役割に特化したエージェントを立ち上げて、そこに仕事を任せられます。

  • コーディング専門エージェント: 実装作業だけを任せる
  • レビュー専門エージェント: 第三者の目線でコードをチェックさせる
  • 調査専門エージェント: 大量のドキュメントを読み込んで要点を返す

サブエージェントの大きな特徴は、メインの会話とは独立したコンテキストで動くことです。サブエージェントが大量のファイルを読み込んでも、その内容はメイン側に流れてきません。返ってくるのは要約だけです。

これによって、長時間の作業でも、メインの対話をクリーンに保てるようになります。プロデューサーが各セクションのプロを束ねている、そんなイメージです。

中級者になったら、まず取り組みたいのがこのサブエージェントの使いこなしです。


次の一歩③:hooks(自動で何か走らせる)

hooksは、特定のタイミングで決まった処理を自動で走らせる仕組みです。

たとえばこんな使い方ができます。

  • ファイルを保存したら自動でlintを走らせる
  • コミット前に自動でテストを実行する
  • 作業を終えたタイミングで自動で通知を出す
  • ツール出力が大きくなりすぎないように、自動でフィルタリングする

設定はやや上級者向けですが、「毎回やっているチェック作業」を完全に自動化できるのが強みです。

最初から触る必要はありませんが、Claude Codeに慣れてきて「同じ作業を毎回やってるな」と感じはじめたら、hooksの出番です。


もう一つ大事な話:コンテキストとどう付き合うか

ここまで紹介した3つの応用機能(MCP・サブエージェント・hooks)と並んで、中級者になるなら必ず押さえておきたいテーマがあります。

それがコンテキスト管理です。

Claude Codeを使い込むほど、会話が長くなり、読み込んだファイルが積み上がり、動きが重くなったり、上限に当たりやすくなったりします。これは仕組み上避けられない問題で、**「セッションをどう短く保つか」**が中級者の必須スキルになります。

このテーマについては、以前に記事を1本まとめています。本シリーズを終えた次に読むのにちょうどいい内容になっているので、よかったらこちらへどうぞ。

サブエージェントとMANAGEMENT.mdを使って、セッションを使い捨てにするという運用方法を紹介しています。本シリーズで紹介した範囲の延長線上にあるので、自然に読み進められると思います。


シリーズを終えて

ここまで読んでくださった方は、もう「ゼロから」ではありません。

  • ターミナルの中で、Claude Codeを起動できる
  • プロンプトを書いて、自分の手元で結果を受け取れる
  • アプリを作れる
  • 業務を自動化できる
  • 次の一歩に何があるかも知っている

これだけ知っていれば、日々の仕事は確実に変わっています。あとは、興味の出たものから手を伸ばしていくだけです。

このシリーズが、Claude Codeを「触ってみたい」と思っていた誰かの背中を押せたなら、書いた甲斐がありました。

最後に、もしこのシリーズが役に立ったら、Xでこの記事をシェアいただけると嬉しいです。

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これからもClaude Codeや生成AI周りの実践記事を書いていきます。続きが気になる方は、ぜひフォローしてください。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。

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