Claude Codeを使うなら知っておきたい「Git」と「GitHub」の話
Claude Codeが実行するgitコマンドが何をしているのか「読める」ようになるための基礎解説。リポジトリ、コミット、ブランチなど6つのコマンドを中心に説明します。
Claude Codeを使っていると、こんな文字が見えてきたことがありませんか?
git add .
git commit -m "feat: ○○を追加"
git push origin main
「え、何これ?」と思ってスルーしてる方、あるいは調べてみたけどよく分からなかったと言う方などいらっしゃると思います。これはGitという仕組みのコマンドです。今回はこのGitについて基本のキを解説します!
Claudeを使って自分でコードを作るようになると、バージョン管理やコードの共有をしたくなる場面は出てきます。Gitの基本を知っておいて損はありません。
この記事では、「Gitって聞いたことあるけどよく分からない」という方に向けて、最低限の知識をまとめます。
Gitとは? ── ファイルの「セーブポイント」を作る仕組み
Gitを一言で言うと、ファイルの変更履歴を記録する仕組みです。
ゲームのセーブに例えると分かりやすいです。
- コードを書く → セーブする(= コミット)
- 失敗した → 前のセーブポイントに戻れる
- 別の方向を試したい → セーブデータを分岐できる(= ブランチ)
Wordの「元に戻す(Ctrl+Z)」に似ていますが、Gitはもっと強力です。いつ、誰が、何を変えたのかがすべて記録として残ります。だから複数人での開発はもちろん、AIにコードを書かせる場面でも「何が変わったのか」を追跡できるわけです。
GitHubとは? ── Gitのデータをクラウドに保存する場所
GitとGitHub、名前が似ていてややこしいですが、役割は全く違います。
| Git | GitHub | |
|---|---|---|
| 何か | ファイルの変更履歴を管理する仕組み | Gitのデータを保存・共有するWebサービス |
| 例えると | セーブ機能そのもの | セーブデータを保存するクラウドストレージ |
| どこにある | 自分のパソコンの中 | インターネット上 |
Gitでセーブしたデータを、GitHubにアップロードしておけば、パソコンが壊れても安心ですし、他の人とコードを共有することもできます。
Claude Codeが git push というコマンドを実行していたら、それは「ローカルのセーブデータをGitHubにアップロードしている」という意味です。
まず言葉を覚えよう ── Gitの世界の基本用語
Gitの話には独特な用語がたくさん出てきます。コマンドを覚える前に、まずは言葉の意味を押さえておきましょう。
ローカルとリモート
- ローカル ── 自分のパソコンのこと。作業場。
- リモート ── インターネット上の保存先(= GitHub)のこと。
Gitでは「ローカルで作業して、リモートに保存する」という流れが基本です。自分のPCで書いたコードを、GitHubという倉庫に送るイメージですね。
リポジトリ
プロジェクトの保管庫のことです。コードとその変更履歴がまるごと入っています。
ローカルにもリモートにもリポジトリがあり、この2つを同期させながら開発を進めます。
コミット
セーブすること、またはそのセーブポイント自体を指します。
「コミットする」=変更を記録する。「このコミットで何を変えた?」=このセーブポイントでの変更内容は?という意味です。
プッシュとプル
- プッシュ ── ローカルのコミットをリモート(GitHub)に送ること。「押し出す」イメージ。
- プル ── リモートの最新状態をローカルに取り込むこと。「引っ張ってくる」イメージ。
この2つはセットで覚えてしまうと楽です。
ブランチ
作業を分岐させる仕組みです。
メインのコード(mainブランチ)はそのまま残して、別のブランチで新しい機能を試す。うまくいったらメインに合流させる(=マージする)。失敗したらブランチごと捨てればいい。本体を壊さずに実験できる、というのがブランチの最大のメリットです。
最低限覚えておきたいGitコマンド6つ
全部覚える必要はありません。Claude Codeが実行しているのを見て「ああ、今これをやっているのか」と分かれば十分です。
1. git init ── プロジェクトでGitを使い始める
git init
「このフォルダでGitを使います」という宣言。プロジェクトの最初に1回だけ実行します。
2. git add ── 変更をセーブ対象に選ぶ
git add .
変更したファイルを「次のセーブに含めるリスト」に追加します。.(ドット)は「全部まとめて」という意味です。
3. git commit ── セーブする
git commit -m "feat: ログイン機能を追加"
実際にセーブを実行するコマンド。-m の後ろにある文字はセーブポイントの名前(コミットメッセージ)です。後から「この時点で何をしたか」が分かるようにメモを残しておくイメージです。
4. git push ── GitHubにアップロード
git push origin main
ローカル(自分のPC)のセーブデータを、GitHub(クラウド)に送ります。main は「メインのセーブデータ」くらいの意味です。
5. git pull ── GitHubからダウンロード
git pull origin main
push の逆。GitHubにある最新のデータを自分のPCに取り込みます。
6. git branch ── セーブデータを分岐させる
git branch feature/new-design
「今のセーブデータをコピーして、別ルートで作業する」イメージです。新しい機能を試すときに、メインのデータを壊さずに実験できます。うまくいったらメインに合流(マージ)させます。
まとめ
| コマンド | やっていること |
|---|---|
git init | Git管理を開始する |
git add | セーブ対象を選ぶ |
git commit | セーブする |
git push | クラウドにアップする |
git pull | クラウドからダウンロードする |
git branch | セーブデータを分岐させる |
Claude Codeを使っていてこれらのコマンドが流れてきたら、「今AIがコードを保存してるんだな」「GitHubにアップしてるんだな」と分かるだけで、安心感がだいぶ違うはずです。
全部を使いこなす必要はありません。まずはAIがやっていることを"読める"ようになる。それだけで十分です。